カミナリ梅はキムチの王様
ウィキペディアによると、サッポロ飲料株式会社・近畿大学生物理工学部・和歌山県工業技術センターの共同研究で、梅の果実成分による疲労軽減効果が実証。
梅はアルカリ性の強い食品ですので、血液を弱アルカリ性に保ってくれるため、血液をさらさらにする効果が。
実際に紀州梅効能研究会でも、梅には胃がん予防、糖尿病予防、食中毒予防、動脈硬化の抑制、血液浄化作用、抗酸化作用があることが検証・解明。
また、クエン酸やリンゴ酸が多く含まれているので、疲労回復、整腸作用、抗酸化作用(老化防止)、抗菌作用があります。
さらに、クエン酸の働きにより、カルシウムの吸収を促進する効果も。
もともと、カルシウムは摂取しても吸収効果が悪いので体になかなか定着しません。ところが、こちらもウィキペディアによると、クエン酸に含まれる塩がカルシウムと結合しやすく分離しにくいとされています。
つまり、梅に含まれているクエン酸の働きにより、カルシウムの吸収を促進する効果が期待できます。
●疲労回復
梅の果実を食べた時に分泌される唾液はさらさらとして質の良い唾液です。
この唾液に多量に含まれるアミラーゼという酵素がでんぷんを消化し、エネルギー代謝を円滑にして、肩こりなどの原因になる疲労物質の生成を抑えるので、スポーツ選手やサバイバル的状況での利用も増えています。
●整腸作用
梅に豊富に含まれる有機酸が、胃腸のぜん動運動を活発にして胃腸の働きを高め、便秘と下痢という正反対の症状を改善します。
また、梅の強烈なすっぱさは、唾液の分泌を促し、胃液の分泌を活発にして、消化・吸収をよくします。
●血流改善効果(血液さらさら、老化防止)
血液をさらさらに保つことは、血管の老化を防いで血流を良くし、動脈硬化や高血圧、脳梗塞や心筋梗塞などの生活習慣病を予防するための基本です。
梅の果実には驚くほどすぐれた血流改善効果があり、全身の細胞に酸素や栄養分を素早く運ぶことができるだけでなく老廃物を取り出す作用も活発になり、細胞の新陳代謝がスムーズに行われ、老化にブレーキをかけることができます。
また血行が良くなることで、冷え性や肩こりも改善されます。
●殺菌・除菌作用
病原性大腸菌Oー157をはじめサルモネラ菌、コレラ菌、赤痢菌など多くの悪菌に対して、梅の果実のすぐれた抗菌力が確認されています。
梅の果実の利用は簡単にでき、しかも多くの菌に対して抗菌力の期待できる方法として、ますます注目を集めています。
●カルシウムの吸収率をアップする
日本人が唯一慢性的に不足している栄養素がカルシウムです。
吸収されにくい栄養素であるカルシウムも、梅の果実に含まれるクエン酸と結びつくと、溶けて吸収されやすくなります。
また、梅は強力なアルカリ性食品なので、酸性食品とのバランスをとり、カルシウムが中和剤として骨から持ち出されるのを防ぎます。
カルシウムの吸収率を高め、浪費を防ぐ梅は、骨の老化と骨粗鬆症に役立ちます。
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